車の開発について
- Matsumoto Toru
- 2021年11月2日
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車を開発する時は一番最初に販売価格、品質目標、コンセプト等の概要を決めて車の開発がスタートする。しかし中国ではいきなり車の開発する事がある。元々コピーで車を作っていたので、この様な文化が根付いてしまった可能性があるが、以前市場でスプリングが壊れる事があり、設計の担当者に話を聞いたらT車のスプリングをコピーしたと言う。だから壊れる筈がないと主張した。この話を聞いてびっくりした事がある。今でも品質目標がなくて車の開発をしている会社が多くある。
一般的には最初に10年10万kmと言う風に品質目標を決めて試作車を作りテストを実施する。昔は10万km走って評価していたが、今は濃縮テストで評価している。更にはデジタル開発が進んで来たので、PC上で判断する事も多くなっている。だからここ数年は試作車も多くは作らなくなっている。今後益々デジタル開発が進むと試作、テストもしないで車の開発が出来る様になってくる。
しかし中国ではまだまだこのレベルに到達していない。
またグローバルに事業展開していないので、アメリカ、日本等品質の厳しい国でビジネスを始めるときっと大きなしっぺ返しを食うことになると思う。今のうちに勉強してあるべき姿の自動車開発が出来る様にして欲しい。
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